新しいドライアイの治療法
当院ではドライアイの治療に有効である、ルミナス社の「M22 IPL」のドライアイ最新治療器を新たに導入しました。眼の不快感・ドライアイの改善が見られないことでお悩みの際は、ぜひ一度当院までお越しください。
ドライアイとは
かつてドライアイは高齢者が多く、若年層には少ない症状でしたが、日本のドライアイ患者数は2200万人にも及ぶとされています。近年のパソコン・スマートフォンの普及によって患者数が急増しています。発症する原因は涙の質・分泌量が変化することに関係しています。これにより眼の表面の潤いが減少し、眼が傷つきやすい状態となって不快感・痛みが起こります。症状が進行すると角膜に炎症が起きることや、他の疾患を引き起こす可能性があるため、早めに受診することをお勧めします。
マイボーム腺機能不全(MGD)
涙の成分は99%が水(液層)であり、残りの1%は脂です。また、瞼の裏側には涙の脂分を分泌するマイボーム腺が存在します。細菌感染などにより、このマイボーム腺の出口(まつげの生え際にある開口部)が詰まることで脂分の均衡を保つことが難しくなります。これにより、涙目・眼の乾き・炎症を起こります。このような状態を、マイボーム腺機能不全(MGD)といいます。
ドライアイのIPL治療
ドライアイに対するIPL(Intense Pulsed Light) 治療は下のまぶたやお顔の肌にIPLを照射して、マイボーム腺の詰まり改善します。これにより、涙の油層が正常になり、マイボーム腺の炎症 やドライア症状が改善します。
治療効果
- 抗炎症作用
- コラーゲンの再構築
- マイボーム腺の詰まりを改善
- デモデックス(顔ダニ)や細菌叢を減少させる効果
- 異常血管の凝固作用による血管病変を改善
治療の流れ
1初診
初診時に医師による問診とドライアイの検査を行います。IPL治療を受けることができるか検査結果を基に決定します。IPLの治療内容に同意いただけましたら、治療する日を決定します。
2事前処置
IPL治療において、目の周辺に毛が生えていると光に反応することがあります。また、治療前には化粧を落としてから光を当てます。照射部位に専用のジェルを塗布して施術を行います。
3照射
施術時に眼を保護するためにアイシールドを装着します。所要時間は両眼で5~10分程度となります。カメラのフラッシュのような光が当たりますが、眼への悪影響はありませんので、ご安心ください。
4治療後
照射が終わりましたら、ジェルを拭き取って施術は終了となります。治療後に化粧をしてご帰宅いただくこともできます。
5治療後の通院
治療の効果には個人差があり、1回の治療で効果を実感できる方もいます。ただし、数回治療を受けることで効果をより長く実感できる傾向にあります。マイボーム腺の状態を確認し、治療を行うことが大切です。
治療後の注意点
治療直後は肌が赤くなりやすくなります。通常であれば2~3時間で落ち着く傾向ですが、肌が敏感な方は稀ですが、強い赤み・ヒリヒリ感が起こることがあります。洗顔・化粧・入浴などに制限はありませんが、治療後2週間は紫外線に注意し、日焼け止めを塗りましょう。
治療費用
IPLは自由診療となります。
税込 | |
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1回 | 6,600円 |