近視について
世界保健機関(WHO)は、2050年までに2人に1人が近視になると推計しています。
特に高度な近視の場合は、視力喪失、黄斑変性症、網膜剥離、緑内障などの眼疾患に発展する可能性があるなど、永久的な失明の主要原因の1つとされています。
近視は眼球が楕円形に伸び(眼軸長が伸びる)ピントの位置がずれることで生じる軸性近視のケースが多く、
一度眼軸が伸びてしまうと、戻ることがありません。そのため、眼軸の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するうえで重要です。
治療に使用するデバイスについて
有効性
本デバイスはダイオードを通して650nm±10nmの低レベルの単一波長のレッドライト(赤色光)を放射します。この光は瞳孔を通って眼底に届き、眼底の血流を促進して代謝をあげることで、眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制することができます。
副作用
短期的な副作用として、治療後に一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。
治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われていますが、光過敏症、眼刺激、眼熱傷などの不快感が生じた場合は、本デバイスの使用を中止し、医師に相談してください。
適応
3~16歳の近視と診断された小児
対象:軽度近視~強度近視眼
また、下記のような場合は、良い適応になります。
- 他の近視進行抑制治療(低濃度アトロピン点眼療法・オルソケラトロジー療法)が難しい方
- 中学生(12歳以上)になっても近視が進行する方
- -6.0D以上の強度近視の方
禁忌
- 斜視と診断された方
- どちらかの眼に視機能異常がある方
- どちらかの眼に眼球異常、またはその他の全身的な異常がある方
- 眼球異常 – 未熟児網膜症、網膜剥離、若年性黄斑変性症、網膜芽細胞腫などの網膜疾患がある方
- 遺伝性網脈絡膜疾患の家族歴がある方
- 瞳孔散大(散瞳)の小児、またはアトロピン、シクロペントラート、トロピカミドなどの瞳孔散大を引き起こす可能性のある薬剤を投与した後
※低濃度アトロピン点眼治療との併用はできません。
低濃度アトロピン点眼治療は治療開始までの最低2週間前に中止してください。
※オルソケラトロジーとの併用は可能です。
治療の流れ
費用について
当院へ支払う費用 【検査費・治療費】 |
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初年度 | 適応検査 | 12,000円(税込) | 視力・スリット検査・眼軸長・OCT その他等 |
器械貸与代 | 150,000円(税込) | 2人目以降 55,000円 |
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定期検査 (1,3,6,9,12ヵ月) |
5,500円(税込) ≪1来院につき≫ |
視力・眼軸長・細隙灯・眼底検査・眼底カメラ等 | |
2年目以降 | 定期検査 (半年に1回) |
5,500円(税込) ≪1来院につき≫ |
視力・眼軸長・細隙灯・眼底検査・眼底カメラ等 |
メーカーへ直接支払う費用 【サブスクリプション料金】 |
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サブスクリプションプラン (デバイスの維持管理・製品保証費用) |
毎月払い 8,250円(税込) |
1年分一括払い 89,100円(税込) -10%オフ |
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2年分一括払い 158,400円(税込) -20%オフ |
- サブスクリプション料金のお支払いはメーカーへのクレジットカード払い(JCBは不可)のみとなります。
- お支払い完了後はサブスクリプション料金の返金は受けられません。(返金保証トライアルを除く)
- サブスクリプション料金の支払い手続きでエラー等が出る場合はクレジットカードへお問合せ下さい。
- デバイスを使用の際にはWifi環境(2.4GHz推奨)が必要になります。5G回線でも接続は可能ですが不安定になることがあります。
Q&A
Eyerising近視治療用機器での治療は保険適応ですか?
未承認医療機器のため保険適応にはなりません。本治療に関わる治療・検査などの一連の診療行為は、全て自費診療(患者様の自己負担)となります。
使用中のデバイスに不具合・故障があった場合はどうすればいいですか?
デバイスの不具合や故障に関してはEye-Lens 社(eyerising-jp@eyelens.sg)へ問い合わせいただき、必要に応じて当院へお持ちください。
治療の途中で、停電やWi-Fiの断線が起こった場合はどうなりますか?
治療が開始された時点で、1回の治療とカウントされます。再起動しても4時間後までお使い頂くことはできません。
ロックはいつリセットされますか?
下記の表で説明します。
例①:月~金曜日2回行い、土日お休みスケジュール
例① | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 |
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治療回数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 治療不可 | 2 | 2 | 2 |
例②:土曜日の16:00に10回目の治療を終えた場合、月曜日の0:00まで治療を開始することができません。また、火曜日は1回のみ使用可能となります。
例② | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 |
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治療回数 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 治療不可 | 2 | 1 | 1 |